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国際ジャーナル 医療 円周率は3

懸賞 2011年 07月 05日 懸賞

今、冲方 丁(うぶかたとう)の「天地明察」を読んでいます。

主人公、渋川春海は、大名家お抱えの碁打ちの名家に生まれますが、算術が暦学
、神道にも明るいことから、「北極出地」という、日本各地の緯度を計測すると
いう大事業を幕府から命ぜられます。

その過程のなかで、日本の「和算」の代名詞ともいうべき、天才的数学家、関孝
和に算学の設問を作り、解答を求める挑戦を続けます。

最終的には、彼が考案した「大和暦」が天下に認められるか否かなのですが、ま
だそこまで読むに至っていません。

碁、算術、歴術、神道と、あらゆる学問が登場しますが、数々の和算、算術の名
著が紹介されています。

その中に村木茂清という算術家の記した「算俎」という書物が登場しますが、円
周率が3.14が正解に近い、という記述があるそうです。

この物語の舞台は貞享年間。かの有名な元禄時代のひとつ手前の時代です。この
時代すでに円周率が使われていたのですね。

円周率3.14で思い出したのですが、2010年7月号の「現代画報」の記事で「ゆとり
教育」のことに触れていました。

この「ゆとり教育」の弊害については多く語られるところですが、よく耳にした
のは「円周率は3と教える」ということでしょうか。

実際は、ゆとり教育によって小数点の乗除を習っていないため、計算機使用でな
い手計算の場合は3で計算するしかないというところから生まれた「都市伝説」的
な話のようですね。

by houdoutsushin | 2011-07-05 13:15

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